KASHIWA印の有限会社猪熊製作所
新潟県燕市桜町230番地3

SUS304とSUS316の違いは?

どちらも同じオーステナイト系ではありますが・・・

SUS 304とSUS316は何が違うのか?同じオーステナイト系(ステンレスの種類参照)に属するステンレスですが、なぜ2種類の材料を使う必要があるのでしょうか?

それは製品の用途の違いからです。

SUS304は、ステンレスの種類の項での説明からも分かるようにクロム18%、ニッケル8%。
SUS316は、クロム18%、ニッケル12%、モリブデン2.5%で、SUS304に比べてニッケルを増量したうえでさらにモリブデンが添加された材料です。

ニッケルが+4%、そしてモリブデン2.5%がどう作用するかというと・・・

SUS316製品の例として、当社の製品では・・・

などです。

この中でもお好み焼きのソースというのは強敵で、お店によっていろいろなものをブレンドし「秘伝」のものとなっています。これをSUS304の容器に入れておくと、短期間のうちに孔(穴)があいたりしてしまいます。

SUS304にお好み焼き用のソースを入れた場合

  • 渕の部分から割れてきています。
  • 絞り加工では渕にいくほど材料の変形度合いが大きいため、腐食には弱くなっています。

角たれ入れも、主にお寿司屋さんなどでアナゴのたれを入れたりするのに使うもので、これもお好み焼きのソースに近い成分と考えSUS316が使われています。

酢・ソース・たれ、などの味が濃い系統のものを入れるときには、くれぐれも入れておく本体の材質は何か?確認するようにしましょう。そうでないと翌日に燃えないゴミ化してしまうこともあり得ます。

SUS316はイイ!材料ではあるものの・・・適材適所が肝要です

SUS304に比べていろいろな面で優れているSUS316、全ての製品をこの材料で作れば耐久性抜群の製品ができるに違いありません。

しかし、SUS316はSUS304に比べ材料状態で約3割ほど高価なため、闇雲に使えないのが現状です。
材料費分+α上乗せでオールSUS316なんて製品もオーダーメイドで作ることも可能ですが・・・。それぞれの製品に求められる機能・性能を含めた品質と価格とのバランス、ということになるんですね。


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