さらに深く絞り加工する
1回絞り加工して器状になったものを、さらに絞り加工します。
前ページの加工で器状になっているものを、さらに深くするために2度目の絞り加工を行います。これも左の状態のものを金型に入れて加工しますが、右のようになるまで3秒ほどです。
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もっと高さ(深さ)が必要な場合は、さらに絞り加工を行います。
金型は、基本的には前ページの1番目の絞り加工と同じくダイ(雌型)・パンチ(雄型)・シワ押さえで構成されますが加工前の材料の形状が1番目とは異なるためそれに合わせて金型の形状も違ったものとなります。

絞り加工説明1
- 1番絞り後の形状に合わせた下型に材料をはめ込み、上型を下げます。
- パンチは固定されていて下がらない状態、シワ押さえは別の制御装置により上方向に力がかかった状態になっています。

絞り加工説明2
- プレス機械を操作することで上型が下がってくると、シワ押さえとの間に材料が挟み込まれ、シワ押さえと一緒に押し下げられていきます。
- パンチの位置は変わりません。

絞り加工説明3
- 上型が下がっていくとパンチが上型に入っていくのに合わせ材料も変形しながら吸い込まれていきます。
- 直径がつまった分の材料は高さ方向に追いやられる形で深絞りとなります。
- 1番目の絞り加工によって加工硬化が起きて材料は硬くなっています。
- そのため、この2番目の絞り加工では硬い材料を絞り込んでいくために上型の角部分には相当なストレスがかかります。
- ここで油が適切でなかったりすると金型が焼きついて製品にキズが入ったりします。
- かといって最初に油をつけすぎると後工程に支障をきたすので、できるだけ少ない油で問題なく加工できるようにすることがポイントです。

絞り加工説明4
- 絞り込まれて直径が小さくなりながら高さ(深さ)が伸びます。
- この状態までで下死点(もっとも下がった状態)に設定すれば製品は鍔(ツバ)のある状態となり、この鍔を巻く(カール)ことで渕巻き製品とすることもできます。
- 当社製品では、手付カップやソースポットなどがこうして作られています。

絞り加工説明5
- 上型が上死点(もっとも上がった状態)に戻って深絞り加工終了となります。
- この後、渕を加工するなどします。




