KASHIWA印の有限会社猪熊製作所
新潟県燕市桜町230番地3

ステンレスとは?

「錆びない金属」ではありません。

「ステンレス」という言葉は、昔から耳にすることが多く一般には「錆びない金属」という認識も少なくありません。

もしかすると『ステンレス』という金属がその昔に発見されて、それで作られている金属のことを「ステンレス」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

「ステンレス」の語源

ステンレスとは、日本語的に書くとステンレススチールといい、綴りはStainLess-Steelです。そのまま単純に訳してみると、Stain(汚れ)Less(より少ない、除外など)Steel(鋼)ということで、汚れにくい(錆びにくい)鋼ということになります。

ステンレスは、なぜ「錆びにくい」のか?

鉄に約11%以上のクロムが含まれると、酸化や腐蝕に対して表面を保護する働きがある皮膜が形成されるようになり、これを不働態皮膜と呼んでいます。

不働態皮膜は目には見えませんがとても強力です。

たとえば切断・曲げ・摩擦などの加工によって表面の皮膜が破壊されたとしても、空気中の酸素にふれると瞬時に反応し、再形成されます。

この結果、錆び始める前に皮膜ができて保護され続けるので錆びにくい性質が保たれているわけです。

不働態皮膜は無敵かというと・・・そうでもないのです

このステンレスの機能性を満たす重要な不働態皮膜は、いかなる状況でも万全ではないもので、例えば酸素の供給が少ない環境下では、酸化→不働態皮膜の再形成を行うために必要な酸素が足りないために、腐蝕が発生することがあります。

ステンレスは「錆びない」のではなく「鉄に比べ錆びにくい」ということです。取り扱いによっては短期間のうちに錆びてしまうこともありますので、正しい知識と使い方を心がけてください。


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